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象と鯨図屏風@MIHOミュージアム [diary]

まとまった夏休みが絶望的になってきた夫と
金曜日に滋賀県のMIHOミュージアムへ行きました。

大阪脱出あたりから助手席で寝ていて
起きたら、ランチの蕎麦屋の近くでした。

(美味しかった)蕎麦屋さんについてはまた。




今回のお目当ては

若冲ワンダーランド展
090904_155120.JPG

初公開の「象と鯨図屏風」がメイン展示です。


MIHOミュージアムは初めて。

平日で人もまばら。

ゆっくり見て回るには
ちょうどいい感じです。

チケット売り場がある建物から
メイン会場へは、木立の中
徒歩か、職員さんが運転する電気自動車で移動です。

それだけで日常から離れた感覚になり
わくわくします[るんるん]


設計はあのルーヴル美術館のガラスピラミッドの建築家。

静かな山の中、建物に意思が感じられる
とても素敵な美術館でした[ぴかぴか(新しい)]

いいなぁと思う美術館の建物は
たいてい私立ですね。
余計なチャチャが入らないんでしょうね。

とある宗教団体が母体だそうですが
知らなければまったくわからない雰囲気です。
しかし、この立派な建物は
いったいおいくらなのかしら??
と思わずにはいられませんが。





さて若冲。


メインのくじらと象。
パンフの表紙です。
0909001.JPG

2008年に北陸の旧家で発見されたとの事。


しかし、
これメチャでかい!

こんなの家にあって気付かないなんて・・・。

この屏風をかいたのは80数歳の頃。
若冲の子供時代に象が京都に来たようで
おそらく見に行ったのではないか?と
説明にありました。

象の耳が大きな二重丸だったり
鼻が蛸の足のような形だったり、
鯨に背びれがあったりします。

それが不思議~な感覚をかもし出しているそうで。


会期中、他の作品は入れ替わりがあるそうですが
個人蔵の作品が多く、見ごたえがありました。

若冲はほんとに絵を描くのが好き~って感じで
どの絵も見ていて楽しい気分になります。


かなり余談ですが

若冲は素麺好きとのこと。

若冲の直筆書簡でも
素麺のお礼が書かれていたり、
周囲の人の書簡にも
「あの人は素麺がたいそう好きで」
といった記述がでてきたり。

これも最近の研究の成果だそうです。

若冲については
まだまだ謎の部分や
不明の作品も多いそうです。

うーん、楽しそうだな若冲研究家。



ずいぶんと山の中なので

なにかのついで、には行けませんが

日常から離れることができる空間でした。



さらに余談ですが

館内のカフェの近くのトイレ。

おしゃれな大きな木製のドアです。

夫がそのトイレ[トイレ]に行ったところ

中に号泣するちいさな女の子が![あせあせ(飛び散る汗)]

おそらくお母さんのあとを追ってきて

男子トイレのドアに押しはいったものの

中からは引かなくてはならなくて

取っ手が届かないために

パニックになっていたようです。


そこにお母さんが探しに来て
一件落着。

こわかっただろうなぁ~~


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